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天冠 テンカン

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デジタル大辞泉の解説

てん‐かん〔‐クワン〕【天冠】

《「てんがん」とも》
幼帝が即位のときにつける冠。
仏や天人がつける宝冠。
騎射や舞楽などの際に小童が用いる冠。金属製、透かし彫りのある山形のもの。
能のかぶり物の一。金属製の輪冠に、中央に月や鳳凰(ほうおう)などの立物(たてもの)をつけ、四方に瓔珞(ようらく)を垂れる。女神・天人などの役に用いる。
葬式のときに、近親者または死者が額に当てる三角形の白紙。

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世界大百科事典 第2版の解説

てんがん【天冠】

舞楽および能の被り物。舞楽の天冠は,金銅または銀銅で山形に作られ,唐草模様の透し彫があり,左右に剣形の飾りがあり,挿頭花(かざし)をさし,五彩の唐打の総角(あげまき)をつける。《迦陵頻(かりようびん)》《胡蝶》で童舞の舞人が用いる。能の天冠は金属製の輪状になった冠で,雲形または唐草模様の透し彫があり,中央に日輪・月輪・鳳凰(ほうおう)・白蓮・蝶・蔦紅葉などの立て物をつけ,左右に瓔珞(ようらく)を垂らす。

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大辞林 第三版の解説

てんかん【天冠】

〔「てんがん」とも〕
幼帝が即位の時つける冠。円頂で中央に飾りを立てる。
仏や天人、また仏像がつけている宝冠。
能のかぶり物の一。天人・女神・官女などがつける透かし彫りのある金冠。
舞楽や騎射の少童がつける金銅の山形の額あて。

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世界大百科事典内の天冠の言及

【舞楽装束】より

…金襴縁は金襴で縁どりされており,《打球楽》《陪臚》は赤地錦,《狛桙(こまぼこ)》《垣破(はんなり)》は萌葱地錦である。(4)童装束 幼童の舞に用いる装束で,大人用の物をそのまま子ども用に小さく仕立ててあり,模様,布地等はすべて同じであるが,ただ面は用いず,天冠(てんがん)(左方は金銅金具,右方は銀銅金具で,唐草の透し彫があり挿頭花をさす),童髪(どうはつ)(70cmほどの黒長髪の鬘(かつら))をつける。《迦陵頻(かりようびん)》《胡蝶(こちよう)》《陵王》《納曾利》等で用いる。…

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