
舞楽および能の被り物。舞楽の天冠は,金銅または銀銅で山形に作られ,唐草模様の透し彫があり,左右に剣形の飾りがあり,挿頭花(かざし)をさし,五彩の唐打の総角(あげまき)をつける。《迦陵頻(かりようびん)》《胡蝶》で童舞の舞人が用いる。能の天冠は金属製の輪状になった冠で,雲形または唐草模様の透し彫があり,中央に日輪・月輪・鳳凰(ほうおう)・白蓮・蝶・蔦紅葉などの立て物をつけ,左右に瓔珞(ようらく)を垂らす。天女・女神・精・官女などの役柄がかぶり,《羽衣》《胡蝶》《藤》《葛城(かずらき)》《楊貴妃》などのシテ,《絵馬》《恋重荷(こいのおもに)》のツレに用いる。
執筆者:羽田 昶
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…金襴縁は金襴で縁どりされており,《打球楽》《陪臚》は赤地錦,《狛桙(こまぼこ)》《垣破(はんなり)》は萌葱地錦である。(4)童装束 幼童の舞に用いる装束で,大人用の物をそのまま子ども用に小さく仕立ててあり,模様,布地等はすべて同じであるが,ただ面は用いず,天冠(てんがん)(左方は金銅金具,右方は銀銅金具で,唐草の透し彫があり挿頭花をさす),童髪(どうはつ)(70cmほどの黒長髪の鬘(かつら))をつける。《迦陵頻(かりようびん)》《胡蝶(こちよう)》《陵王》《納曾利》等で用いる。…
※「天冠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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