日本歴史地名大系 「糸石村」の解説 糸石村いといしむら 熊本県:下益城郡豊野村糸石村[現在地名]豊野村糸石浜戸(はまど)川、水晶(すいしよう)山(三二八メートル)、小熊野(おぐまの)川に囲繞され、東は中小路(なかしようじ)村(現中央町)、西は古戦場響(ひびき)ヶ原(はら)をはじめとする広い平地で下郷(しもごう)村・山崎(やまさき)村と接し、北は道路および耕地で巣林(すばやし)村と接する。古代末期から中世にかけては豊田(とよだ)庄の荘域にあった。元徳三年(一三三一)一二月一三日の某裁許状案(舛田文書)に「豊田庄宮河住人次郎丸」とか、文明一六年(一四八四)八月七日の阿蘇惟忠安堵状(柚留木文書)に「豊田之内たうま」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by