豌豆(読み)エンドウ

デジタル大辞泉 「豌豆」の意味・読み・例文・類語

えん‐どう〔ヱン‐〕【×豌豆】

マメ科の一・二年草。カフカスからイラン付近の原産といわれ、石器時代からすでに栽培。茎は、蔓性つるせいのものは約2メートル、矮性わいせいのものは高さ約25センチ。葉は羽状複葉で、先端巻きひげとなる。品種は用途別にさまざまあり、花の色、さや・種子の大小・色などで分ける。種子を煮豆あん蜜豆に、また若いさやを食用にする。グリンピース。シュガーピース。のらまめ。文豆ぶんどう 夏 花=春》「―の実のゆふぐれに主婦かがむ/誓子
[類語]大豆小豆ささげそら豆落花生レンズ豆ひよこ豆隠元豆莢隠元莢豌豆グリンピース黒豆鉈豆

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精選版 日本国語大辞典 「豌豆」の意味・読み・例文・類語

えん‐どうヱン‥【豌豆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. マメ科の二年草または一年草。ヨーロッパ原産で、古くから栽培されており、品種が多い。多くはつる性で高さ一メートル内外。葉は一~三対の卵形の小葉をもった羽状複葉で、先端は分岐した巻ひげとなる。托葉は半切した心臓形で小葉より大きい。春、葉腋から長い花茎を出し一~五個の紫色または白色の蝶形の花をつける。豆果は線状長楕円形、種子は褐色、白色または緑色。種子と若いさやを食用とする。のらまめ。ぶんとう。《 季語・夏 》

▼えんどうの花《 季語・春 》 〔色葉字類抄(1177‐81)〕

  1. [初出の実例]「ひんかしのとうゐん殿よりゑんとうまいる」(出典:御湯殿上日記‐文明一六年(1484)四月二〇日)
  2. そらまめ(空豆)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「豌豆」の解説

豌豆 (エンドウ・エンズ)

学名Pisum sativum
植物。マメ科の越年草,園芸植物

豌豆 (エンドウ)

植物。マメ科の越年草,園芸植物。ソラマメ別称

豌豆 (エンドウ)

植物。蚕豆の別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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