糺の神(読み)タダスノカミ

デジタル大辞泉 「糺の神」の意味・読み・例文・類語

ただす‐の‐かみ【糺の神】

京都市左京区の賀茂御祖かもみおや神社と、その摂社河合神社祭神

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「糺の神」の意味・読み・例文・類語

ただす【糺】 の 神(かみ)

  1. 京都の糺の地に鎮座するところから、賀茂御祖神社およびその摂社河合神社の祭神。建角身命(たけつぬみのみこと)裁判の基を開いたという伝承があり、また、地名にちなんで偽りをただす神とされていた。
    1. [初出の実例]「いかにしていかに知らましいつはりを空にただすの神なかりせば」(出典:枕草子(10C終)一八四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android