系・吊(読み)つり

精選版 日本国語大辞典 「系・吊」の意味・読み・例文・類語

つり【系・吊】

〘名〙 (「釣り」と同語源で、代々系統師弟関係を線を引いてつりさげるように示すところからか)
系図。つりがき。
石山本願寺日記‐宇野主水日記・天正一四年(1586)八月一六日「為御吊、使者竹村」
② 系統。血統血縁血族
※俳諧・一息(1693か)「朝敵の同苗(ツリ)は社も戸締分ん」

つる【系・吊】

〘名〙 血統。系統。系譜。つり。
※禅鳳雑談(1513頃)中「あの宮王禅珍などがつる、いくさきにて物しりがほにて候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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