紀豊城(読み)きの とよき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀豊城」の解説

紀豊城 きの-とよき

?-? 平安時代前期の人。
伴善男(ともの-よしお)の従者。貞観(じょうがん)8年(866)応天門炎上で源信(まこと)を告発した善男が,一転して放火犯にされたとき,共謀者のひとりとして安房(あわ)(千葉県)に遠流となった。事件の陰には藤原良房(よしふさ)の手がはたらいたといわれるが,真相は不明。異母兄紀夏井(なつい)ら8人も縁戚(えんせき)ゆえに流され,伴氏・紀氏は勢力をうしなった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む