約音(読み)ヤクオン

デジタル大辞泉 「約音」の意味・読み・例文・類語

やく‐おん【約音】

連続する2音節が、1音節に縮約する現象。「あらいそ(荒磯)」が「ありそ」となるように、前の音節の母音が脱落するもの、「おほまします」が「おはします」となるように、前の音節の母音と後の音節の子音とが脱落するものなどがある。約言。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 項目

精選版 日本国語大辞典 「約音」の意味・読み・例文・類語

やく‐おん【約音】

  1. 〘 名詞 〙 ことばの相連続する二個の音節が、一個の音節に縮約する現象。「あらうみ」が「あるみ」となるように、前の音節の母音が消滅するものと、「おほまします」が「おはします」となるように、前の母音とともに後の音節の子音が消滅するものなどがある。約言。約訓。約。〔中等教育日本文典(1890)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む