紅燐石(読み)こうりんせき

最新 地学事典 「紅燐石」の解説

こうりんせき
紅燐石

sarcopside

化学組成(Fe2+, Mn2+, Mg)3(PO4)2の鉱物。単斜晶系,空間群P21/a, 格子定数a1.0437nm, b0.4768, c0.6026, β90.00°,単位格子中2分子含む。繊維状構造をもつ不規則塊状,繰返し双晶をなす。新鮮なときは無色,ふつう灰~肉紅色。透明ないし半透明で,ガラス~絹糸光沢。劈開{100}・{001}に良好。硬度4,比重3.79。薄片では無色,屈折率α1.670~1.676, β1.728~1.730, γ1.732~1.734, 2V(-)26°~28°, 光分散r>v。リン酸塩ペグマタイト中に,グラフトン石などとともに産する。日本では,茨城県かすみがうら市雪入から少量産した。名称は,肉紅色に見えるので,ギリシア語の肉(sarkos)と外観(opsis)に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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