紅陶(読み)こうとう(その他表記)hóng táo

改訂新版 世界大百科事典 「紅陶」の意味・わかりやすい解説

紅陶 (こうとう)
hóng táo

中国考古学で土器を区別する用語。ほかに褐陶,灰陶,黒陶,白陶などがある。紅陶は通風のよい酸化炎焼成の窯で焼き上げたもので,明るい赤褐色を呈し,褐陶にくらべて硬質である。胎土を水簸(すいひ)した精製品を細泥紅陶といい,胎土に砂粒などの混和剤をふくむものを夾砂粗紅陶という。前者は主として食器類に用いられ,後者は主として煮炊きの器に用いられている。今のところ中原地方のもっとも古い農耕文化である磁山・裴李岡文化の段階で出現し,その後の仰韶文化大汶口(だいぶんこう)文化,紅山文化など華北地方で発展する。この段階になると細泥紅陶には彩色で美しく飾るものがあらわれ,粗紅陶では拍打成形による縄蓆文や篦描き文様で飾るのがつねとなる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む