紙やすり(読み)かみやすり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「紙やすり」の意味・わかりやすい解説

紙やすり
かみやすり

金剛砂エメリーコランダムガーネットなど)やガラスの粉末を紙や布に張り付けたもの。エメリーペーパーemery paperあるいはサンドペーパーsand paperなどということもあるが、JIS(ジス)(日本産業規格)では研磨紙(アブレーシブペーパーabrasive papers)という。金属の表面をきれいにしたり、木材などの表面を仕上げるのに使われる。シート状、ロール状、ディスク状がある。張り付ける研摩材の種類には、アルミナ炭化ケイ素、ガーネット、アルミナジルコニアなどがある。研摩材の粒の大きさにより、細かいものから粗いものまで種類分けがされている。粒度による種類は番号で表示されており、番号の多いほど粒度は小さい。

[中山秀太郎]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android