紛争防止センター(読み)ふんそうぼうしセンター(その他表記)Conflict Prevention Center; CPC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紛争防止センター」の意味・わかりやすい解説

紛争防止センター
ふんそうぼうしセンター
Conflict Prevention Center; CPC

紛争防止の面でヨーロッパ安全保障協力会議 CSCE外相会議を補佐し,信頼安全保障醸成措置 CSBM履行を支援するための CSCEの常設機関の一つ。 1990年 11月の CSCE第2回首脳会議で調印されたパリ憲章で設置が決定され,ウィーンに事務局をおく。具体的な任務は非常軍事行動に関する協議と協力のためのメカニズム創設,軍事情報の交換,コミュニケーションネットワークの創設,履行評価委員会の開催などである。 91年6月 CSCE第1回外相理事会で,CPCを CSCE紛争解決メカニズムの機関とすることが決定されたが,CSCE自体が紛争防止,危機管理機能を強化していったことにより,CPCは事実調査,モニター作業,関連組織との調整のためのフォーラムになりつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む