素男(読み)すおとこ

精選版 日本国語大辞典 「素男」の意味・読み・例文・類語

す‐おとこ‥をとこ【素男】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふつうの男。
    1. [初出の実例]「粋素(ス)男にかぎらず、帷子紋付の薄浅黄に極まれり」(出典浮世草子傾城色三味線(1701)大坂)
  3. 男ばかりのこと。女性をまじえないこと。
    1. [初出の実例]「罪なくてただ素男の巨燵哉〈東沚〉」(出典:俳諧・綾錦(1732)下)
    2. 「素男(スオトコ)ばかりではつまらぬもの、おかねでも呼んでござれ」(出典:洒落本・初葉南志(1780))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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