素男(読み)すおとこ

精選版 日本国語大辞典 「素男」の意味・読み・例文・類語

す‐おとこ‥をとこ【素男】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふつうの男。
    1. [初出の実例]「粋素(ス)男にかぎらず、帷子紋付の薄浅黄に極まれり」(出典浮世草子傾城色三味線(1701)大坂)
  3. 男ばかりのこと。女性をまじえないこと。
    1. [初出の実例]「罪なくてただ素男の巨燵哉〈東沚〉」(出典:俳諧・綾錦(1732)下)
    2. 「素男(スオトコ)ばかりではつまらぬもの、おかねでも呼んでござれ」(出典:洒落本・初葉南志(1780))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む