素論(読み)そろん

精選版 日本国語大辞典 「素論」の意味・読み・例文・類語

そ‐ろん【素論】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 清らかで高尚な意見
    1. [初出の実例]「素論玄談。味聖道以通時政」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・秋夜陪右親衛員外亜相亭子守庚申同賦秋情月露深詩序)
    2. [その他の文献]〔任昉‐梁国府僚勧進重請牋〕
  3. 平素からいだく意見。もともとの意見。持論
    1. [初出の実例]「学者も志士でなくてはならぬ、と云ふのが先生の素論で」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七)
    2. [その他の文献]〔曾鞏‐代宋敏求知絳州謝到任表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「素論」の読み・字形・画数・意味

【素論】そろん

高尚な論。

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