紫の袖(読み)ムラサキノソデ

デジタル大辞泉 「紫の袖」の意味・読み・例文・類語

むらさき‐の‐そで【紫の袖】

四位以上の人が着用したほうのこと。→位階

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精選版 日本国語大辞典 「紫の袖」の意味・読み・例文・類語

むらさき【紫】 の 袖(そで)

  1. 中古、四位以上の人の着る袍(ほう)のこと。後、転じて、立派な服装の意にも用いる。
    1. [初出の実例]「むらさきの袖をかさねてきたるかな春たつ事は是ぞうれしき〈赤染衛門〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)春上・一四)

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