紫霄(読み)ししょう

精選版 日本国語大辞典 「紫霄」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう ‥セウ【紫霄】

〘名〙 (太陽や月の光によって紫色に染まるところから) 大空天上。転じて、王宮をいう。
文華秀麗集(818)上・和渤海入覲副使公賜対龍顔之作〈桑原腹赤〉「慶自紫霄降、恩将丹化宣」
※金刀比羅本保元(1220頃か)上「紫霄(シセウ)のうへには星の位をだやかに蒼海の内には波の音やはらかなり」 〔鮑照‐登大雷岸与妹書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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