累積度数図(読み)るいせきどすうず

日本大百科全書(ニッポニカ) 「累積度数図」の意味・わかりやすい解説

累積度数図
るいせきどすうず

累積度数を図示したもの。の左の表は、ある高校1年生40人の身長測定結果を整理したものである。いちばん左の欄の階級のところの152~156は、身長が152cm以上156cm未満という意味で、以下同様である。度数の欄には、身長がその左に書いてある階級の範囲にある生徒数を示してある。ここまでは度数分布表である。また、各階級に対して、その階級までの度数の総和(これを累積度数という)を対応させたものが累積度数表である。

 次に、横軸に身長、縦軸に累積度数をとり、各階級に対して、横座標は階級の右端の値、縦座標はその階級の累積度数であるような点を対応させると、階級の数だけの点ができるが、それらの点を順々に直線で結ぶと折れ線の図ができる。これが累積度数図である。初めの度数分布表からつくった累積度数図はの右のようになる。

古屋 茂]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例