細引き網(読み)ホソビキアミ

精選版 日本国語大辞典 「細引き網」の意味・読み・例文・類語

ほそびき‐あみ【細引網】

  1. 〘 名詞 〙 細引縄を編んで作った網。漁網として用いるほか、江戸時代、罪人護送の際、逃亡を防ぐために、唐丸駕籠(とうまるかご)外側を覆うのに用いた。
    1. [初出の実例]「長さ五丈横弐丈ばかりもありしくれなゐの細引網(ホソヒキアミ)をおろして」(出典浮世草子・色里三所世帯(1688)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android