デジタル大辞泉 「細胞培養ワクチン」の意味・読み・例文・類語
さいぼうばいよう‐ワクチン〔サイバウバイヤウ‐〕【細胞培養ワクチン】
[補説]インフルエンザワクチンの製造過程では通常、ウイルスを培養するためにニワトリの有精卵を使うが、インフルエンザの大流行が発生した場合、鶏卵の供給が不足すると、必要なワクチンを早急に製造できない可能性がある。細胞培養法の場合、培養に必要な細胞を凍結保存しておけるため、短期間に大量のワクチンを生産できる。麻疹風疹混合ワクチン、水痘ワクチン、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチンなどが細胞培養法で製造されている。