細見奥村(読み)ほそみおくむら

日本歴史地名大系 「細見奥村」の解説

細見奥村
ほそみおくむら

[現在地名]三和町字西松さいまつ・字たに

土師はぜ川に流れ込む細見川の水源地にあたり、天田郡の最南部を占める。

「丹波志」によると西にしたに松村まつむら・田ノ谷の三集落に分れる。村の東部の田ノ谷には三谷あり、東は「東ノ谷ヲ東越、河合(嶺カ)多紀郡桑原村ノ内、河谷十五町荷馬不通」と多紀たき(現兵庫県)と境し、「南エ越野瀬嶺、氷上郡野瀬谷村一里斗牛馬道」と南は氷上ひかみ(現兵庫県)に通じる。

村の西部の谷は谷口が西ノ谷集落、谷奥は松村集落で、「丹波志」に「松村ヨリ西ヘ越ス神池嶺、奥村ノ内神池凡廿町牛馬道」とあるように西も氷上郡と境した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む