紺看板(読み)コンカンバン

デジタル大辞泉 「紺看板」の意味・読み・例文・類語

こん‐かんばん【紺看板】

《背、襟などに主家屋号や紋を染め抜いたところから》中間ちゅうげんなどが着る紺地の短い上着。はっぴ。しるしばんてん。
「―一本差し、中間にて立ち掛り居る」〈伎・小袖曽我

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精選版 日本国語大辞典 「紺看板」の意味・読み・例文・類語

こん‐かんばん【紺看板】

  1. 〘 名詞 〙 主人紋所または屋号などを染めだした紺木綿のはっぴ。中間、雇い人などが着用するもの。紺地のしるしばんてん。紺の看板
    1. [初出の実例]「忍ばす間もなく二人連れ、〈略〉紺看板(コンカンバン)替り、お供崩れの二合半、川辺伝ひを歩みくる」(出典:歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)四立)

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