組織形成(読み)そしきけいせい(その他表記)histogenesis

翻訳|histogenesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「組織形成」の意味・わかりやすい解説

組織形成
そしきけいせい
histogenesis

組織分化ともいわれ,根端茎頂頂端分裂組織や初期の胚のように未分化細胞群から一定の組織が分化し,形成されること。未分化の細胞はほぼ一様な形,大きさ,性質などをもち,またしばしば分裂するが,組織形成においては,それらの細胞の分裂や生長特定の方向性が現れ,その結果形も機能も異なる新しい組織が分化する。たとえば植物の頂端分裂組織では,その最外層は表皮組織に分化し,内部では皮層維管束,髄などの各組織が形成される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む