日本大百科全書(ニッポニカ) 「組織移植」の意味・わかりやすい解説 組織移植そしきいしょくtissue transplantation 生体の組織の一部を摘出し、同一個体またはほかの個体に移植すること。角膜、皮膚、骨、耳小骨、心臓弁、血管、脳硬膜などの移植は、組織移植に属する。腎臓、肝臓、膵臓(すいぞう)、心臓、肺などの臓器を個体から摘出し、同一またはほかの個体に移殖することは臓器移植といい、組織移殖と区別している。現在、角膜移植は臓器移植法(1997年施行)の規定によって行われ、そのほかの組織は民法や刑法の範囲内で臨床応用されている。[編集部][参照項目] | 角膜移植 | 臓器移植 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例