経木真田(読み)キョウギサナダ

精選版 日本国語大辞典 「経木真田」の意味・読み・例文・類語

きょうぎ‐さなだキャウぎ‥【経木真田】

  1. 〘 名詞 〙 経木を細く切って真田紐のように編んだもの。夏帽子などの材料として用いる。
    1. [初出の実例]「在来の婦人帽子材料なる麦稈真田、羅紗、椰子葉真田、スパルト真田、経木真田の五種中」(出典:大阪朝日新聞‐明治三七年(1904)一一月一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の経木真田の言及

【経木】より

…前年,関東一円でマダケの開花枯死が起こり,当時包装材料として需要の増大していた竹の皮が不足したため,勘左衛門はそれにかわるものをと考えて研究開発したのであった。なお,明治後期ごろから重要な輸出品であった経木真田(さなだ)は,麦稈(ばつかん)真田の代用品として考案されたが,染色その他の加工がしやすいため,婦人帽などの材料として欧米で歓迎されたものである。【塚田 順洋】。…

※「経木真田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む