経石(読み)きょういし

精選版 日本国語大辞典 「経石」の意味・読み・例文・類語

きょう‐いし キャウ‥【経石】

〘名〙 法華経小石一個に一字ずつ写したもの。時には数字または数千字写すこともあり、多く祈願回向のために土中に埋める。きょうせき。

きょう‐せき キャウ‥【経石】

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デジタル大辞泉 「経石」の意味・読み・例文・類語

きょう‐せき〔キヤウ‐〕【経石】

きょういし(経石)

きょう‐いし〔キヤウ‐〕【経石】

小石に経文を記したもの。一字一石のものが多いが、多字一石経もある。土中に埋めて追善や祈願を行う。きょうせき。

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世界大百科事典(旧版)内の経石の言及

【一字一石経】より

経塚に埋納した経典の一種。礫石経,経石,一石経などともいう。墨書と朱書があり,経典は《法華経》が多いが,《阿弥陀経》《般若心経》《華厳経》などもある。…

※「経石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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