事典 日本の地域ブランド・名産品 「結城地方の桐下駄」の解説
結城地方の桐下駄[木工]
ゆうきちほうのきりげた
主に結城市・筑西市・常総市・つくばみらい市で製作されている。江戸時代中期以降、専門化した下駄職人による製造が開始された。桐材を男物・女物に製材する。さまざまな工程を経て、最後にウヅクリという刈茅の根で磨き上げ、木目と光沢を引き出す。やわらかな桐の素材をいかし丹念に製作され、軽くて丈夫で美しく衛生的。反りが良くつま先立ちしやすいものは、健康にもよいといわれる。茨城県郷土工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報