結城戦場物語(読み)ゆうきせんじょうものがたり

改訂新版 世界大百科事典 「結城戦場物語」の意味・わかりやすい解説

結城戦場物語 (ゆうきせんじょうものがたり)

1440-41年(永享12-嘉吉1)の結城合戦の顚末を描いた戦記物語。1巻。異称は《結城軍物語》。著者成立年代ともに不詳だが,1440年代後半成立の《結城戦場記》や1450年(宝徳2)成立の《結城戦場別記》をもとにまとめられたもので,結城落城後の足利持氏遺児〈安王〉・〈春王〉の最期にかなりの重点を置いて叙述されているなど,時宗系の仏教思想の影響が認められる。《群書類従所収
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 市村

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む