精選版 日本国語大辞典 「宝徳」の意味・読み・例文・類語 ほうとく【宝徳】 室町時代、後花園天皇の代の年号。文安六年(一四四九)七月二八日に改元、将軍は足利義政。宝徳四年(一四五二)七月二五日に至って次の享徳となる。出典は「唐書」の「朕宝二三徳一、曰茲倹謙」。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本の元号がわかる事典 「宝徳」の解説 ほうとく【宝徳】 日本の元号(年号)。室町時代の1449年から1452年まで、後花園(ごはなぞの)天皇の代の元号。前元号は文安(ぶんあん)。次元号は享徳(きょうとく)。1449年(文安6)7月28日改元。天災の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『旧唐書(くとうじょ)』を出典とする命名。宝徳年間の室町幕府の将軍は足利義政(よしまさ)(8代)。同年間は、1449年(宝徳1)に元服して正式な第8代将軍に就任した義政の治世の初期。この頃、義政は第3代将軍の足利義満(よしみつ)のような強力な将軍親政をめざし、有力守護大名の家督をめぐる争いに積極的に介入したが、管領細川勝元(かつもと)、守護大名や守護代の反対により思惑どおりには進まなかった。 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報