結婚披露宴(読み)ケッコンヒロウエン

とっさの日本語便利帳 「結婚披露宴」の解説

結婚披露宴

近年は、ほとんどの披露宴ホテルや結婚式場で行われる。その方が立地条件もいいから招待客にも都合がいいし、主催者側も専門業者に任せておけるので安心できる。もともと結婚披露宴は、自分たちが結婚したことを招待した人々に披露するためのもの。したがって主客は招待された人々であって、新郎新婦とその両親が招待客をもてなすのである。それが逆になって、新郎新婦が主客であるかのような披露宴が行われている。そうであれば、友人発起人となって「新郎新婦の門出を祝う会」といった形式にした方がよい。いずれにしても、結婚式と披露宴は性格の違った儀式である。披露宴イコール結婚式と思っている人がいるが、それは間違い。披露宴は、結婚式よりも必要度が低い。ある意味ではなくてもいいものだ。政治家や芸能人は別にして、華美な披露宴はやめた方がいい。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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