精選版 日本国語大辞典 「主客」の意味・読み・例文・類語
しゅ‐かく【主客】
〘名〙 (「かく」は「客」の漢音)
① 主人と客人。
※田氏家集(892頃)下・毒酔吟呈座客「飲二酒卯前一及二百鍾一、黄昏主客酔相従」
② 主なものと従なもの。より重要なものとそうでないもの。中心人物と脇役。
※授業編(1783)二「書籍は限もなく多くして人の記臆と年命とは限あれば、よむところの書に主客(シュカク)を弁じ」
※善の研究(1911)〈西田幾多郎〉一「純粋経験説の立場より見れば、こは実に主客合一、知意融合の状態である」
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