結構尽(読み)けっこうずくめ

精選版 日本国語大辞典 「結構尽」の意味・読み・例文・類語

けっこう‐ずくめ‥づくめ【結構尽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) すべてが十分であること。よいことばかりであること。欠点がないこと。また、そのさま。けっこうずく。
    1. [初出の実例]「去程に、すは鉦仲間(どらなかま)招請(てうせう)の日は、恐(おそら)く御大名様方も、是程にはと、思ふ斗の結構(ケッコウ)づくめ」(出典談義本・教訓雑長持(1752)三)

けっこう‐ずく‥づく【結構尽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =けっこうずくめ(結構尽)
    1. [初出の実例]「残る三分半は、いつとても仕合(しあはせ)次第に済すべしと、結構(ケッカウ)づくに立ち退て」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)三)

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