結裁(読み)ユダチ

デジタル大辞泉 「結裁」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐だち【結裁】

装束袖付けの脇を縫わずにあけておくこと。また、その部分
何色にか色ある御衣おんぞどもの―より多くこぼれ出でて」〈大鏡伊尹

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精選版 日本国語大辞典 「結裁」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐だち【結裁】

  1. 〘 名詞 〙 装束の袖付の一部を縫わずにほころばせておくこと。また、その部分。
    1. [初出の実例]「いろある御ぞどもの、ゆたちよりおほくこぼれいでて侍し御やうたいなどよ」(出典:大鏡(12C前)三)

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