絡垜(読み)タタリ

デジタル大辞泉 「絡垜」の意味・読み・例文・類語

たたり【絡垜】

糸のもつれを防ぐ道具方形の台に柱を立てて綛糸かせいとをかけるもの。
娘子をとめらが績麻うみをの―打ち掛け」〈・二九九〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絡垜」の意味・読み・例文・類語

たたり【絡垜・

  1. 絡垜〈和漢三才図会〉
    絡垜〈和漢三才図会〉
  2. 〘 名詞 〙 糸がもつれないように繰るための道具。方形の台に柱を立てて、糸を引きかけるもの。〔肥前風土記(732‐739頃)〕
    1. [初出の実例]「結びあげたるたたりの、簾垂のつまより、几帳のほころびに、透きて見えければ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)

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