デジタル大辞泉 「絡組む」の意味・読み・例文・類語 から‐く・む【絡組む】 [動マ四]1 組み立てる。仕組む。「八町四方の木城ぼくじゃうを―・み」〈浄・国性爺〉2 工夫する。いろいろと思いめぐらす。「あぢな商ひ―・んで」〈浄・氷の朔日〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「絡組む」の意味・読み・例文・類語 から‐く・む【絡組】 〘 他動詞 マ行四段活用 〙① からげ組む。綱などで縛って一つにまとめる。[初出の実例]「舫は舟をならべてからくんで一そうのやうにしてのるを云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)四三)② 組みたてる。構え作る。[初出の実例]「ほうらいの山をからくみ」(出典:御伽草子・浜出草紙(室町末))③ 言いがかりをつけて困らせる。からむ。[初出の実例]「なんだかおつにからくむの」(出典:洒落本・仮根草(1796か)三子東深結妓)④ いろいろと工夫する。また、たくらむ。[初出の実例]「あぢなあき内からくんで」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例