絶対安静(読み)ゼッタイアンセイ

デジタル大辞泉 「絶対安静」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐あんせい【絶対安静】

病気けがの重い人を、外部からの刺激を避けて、寝たまま動かさず平静な状態を保たせること。

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精選版 日本国語大辞典 「絶対安静」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐あんせい【絶対安静】

  1. 〘 名詞 〙 病気やけがの重い人を寝たままの姿勢で動かさないようにし、他からの刺激をさけて平静な状態を保たせること。
    1. [初出の実例]「暫く落ちついてゐたと思った肺が、急に又悪くなったのだ。医者からは絶対安静を命ぜられた」(出典:日本脱出記(1923)〈大杉栄〉日本脱出記)
    2. 「『あたしも行きたい』と妻は云ふと、急に寝台の上で腹を波のやうにうねらせた。『お前は絶対安静だ』」(出典:春は馬車に乗って(1926)〈横光利一〉)

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