絹巻(読み)きぬまき

精選版 日本国語大辞典 「絹巻」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐まき【絹巻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手織機(ておりばた)の部分の名。織られた織物を巻きとるのに用いる木製の円棒。
    1. [初出の実例]「深山木もきぬまきとなる霞哉〈貞成〉」(出典:俳諧・鸚鵡集(1658)一)
  3. ( に形が似ているところから ) 菓子一種白砂糖を紙巻きタバコと同じような形、大きさに固めて、甘いせんべいで巻いたもの。
  4. 絹を物に巻きつけること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「御車の輪などにきぬまきなどするを見るにも」(出典:栄花物語(1028‐92頃)後悔の大将)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android