絹板村(読み)きぬいたむら

日本歴史地名大系 「絹板村」の解説

絹板村
きぬいたむら

[現在地名]南河内町絹板

川右岸の低地台地に位置し、西を吉田よしだ用水が南流する。西は花田はなだ村、南は延島のぶしま(現小山市)。慶長一〇年(一六〇五)以後出羽秋田藩領。寛永五年(一六二八)の万相定覚(国立公文書館蔵)花田村とともに村名がみえ、高三三九石余、納米一〇八石余・免率三ツ二分、両村合せた肝煎手作二〇石・肝煎免米一石・関免米一石余。慶安郷帳では田高一九四石余・畑高一八一石余。寛永五年には当村百姓市左衛門の田地・家屋敷が、彼の死後肝煎によって接収されるという事件が起こっている(梅津政景日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android