絹柳(読み)きぬやなぎ

精選版 日本国語大辞典 「絹柳」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐やなぎ【絹柳】

  1. 〘 名詞 〙 ヤナギ科の落葉小高木。関東地方以西、特に京都に多く、庭園堤防などに植えられ、ときに野生もみられる。高さ三~四メートル。若い枝は灰色の軟毛を密布する。葉は短柄をもち密に互生し、葉身は長さ約一五センチメートルの披針形、縁はやや内側に巻き、裏面に絹状毛を密生する。雄株しか知られていない。三月、葉に先だって長さ約三センチメートルの楕円形の花穂を出す。雄花は二本の雄しべがあり、密生する絹糸状の毛の間から葯(やく)だけが見える。葯ははじめ赤色で、のちに黄色となる。東北地方以北に分布するエゾノキヌヤナギはこれに似ているが、枝が細く、毛があり、花穂がややまばらにつく。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「絹柳」の解説

絹柳 (キヌヤナギ)

学名Salix kinuyanagi
植物。ヤナギ科の落葉小高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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