続谷村(読み)つづきやむら

日本歴史地名大系 「続谷村」の解説

続谷村
つづきやむら

[現在地名]市貝町続谷

大谷津おおやつ村の東に位置し、村内を南西流する続谷川は杉山すぎやま村で小貝こかい川に注ぐ。北東は当村枝郷の羽仏はぶつ村。慶安郷帳では田三五一石余・畑一九八石余で幕府領。元禄郷帳では旗本野呂領で高三五八石余、村高の減少分は羽仏村として高付されていると考えられる。改革組合村では家数四二。正徳五年(一七一五)徳川家康百回忌法会の際、壬生みぶ通鹿沼宿の増助郷を命ぜられており、勤高三五八石(「鹿沼宿増助郷定」鹿沼市立図書館蔵)。天保一四年(一八四三)の日光社参に際しては日光街道宇都宮宿の当分助郷を命じられ、勤高は一六〇石(「宇都宮宿当分助郷帳」日下田弘文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android