綾を取る(読み)あやをとる

精選版 日本国語大辞典 「綾を取る」の意味・読み・例文・類語

あや【綾】 を 取(と)

綾取りをする。
洒落本・魂胆惣勘定(1754)下「其時此方よりも、少しいたづらか、こよりなどにてあやなど取るていをすべし」
② 舞で、足を斜めに交差させる。
※三百番集本狂言・八幡祭(室町末‐近世初)「れんがくあやを取り、並びに伶人の舞を奏し、神慮をすずしめ申す御神拝なり」
言葉文章を巧みに使う。
椀久物語(1899)〈幸田露伴〉四「何様なと好いたやうに捌いて粋の手本と云はれさんせ、と文(アヤ)を取ったる云ひ廻しは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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