日本歴史地名大系 「綾子村」の解説 綾子村あやこむら 富山県：小矢部市綾子村[現在地名]小矢部市綾子野端（のばな）村の東、上野（うわの）村・小矢部村の南、渋江（しぶえ）川左岸平地と段丘上に立地。安楽寺（あんらくじ）村から東流する砂（すな）川と東境を北流する渋江川が地内で小矢部川に合流する。この合流点付近の中洲にも飛地があった（「小矢部川沿岸島分ほか近略図」小矢部市立石動図書館蔵）。慶長六年（一六〇一）七月の荷物伝馬送申付状（上坂家文書）に「綾子村」とみえ、加茂（かも）村（現福岡町）・守山（もりやま）町（現高岡市）とともに富山への荷物輸送を伝馬三疋で行うよう命じられている。元和五年（一六一九）の家高新帳に「あやこ」とみえ、役家数一二、二郎島組に属する。正保郷帳では高八〇九石余、田方四二町九反余・畑方一一町余、新田高二三石。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
