総並み(読み)ソウナミ

デジタル大辞泉 「総並み」の意味・読み・例文・類語

そう‐なみ【総並み/×惣並み】

それにあてはまるものの、すべて。
会津を―に立ちのき」〈浮・武家義理・二〉
一般の傾向。世のならわし。
「ここの―なればをかしからず」〈浮・胸算用・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「総並み」の意味・読み・例文・類語

そう‐なみ【総並・惣並】

  1. 〘 名詞 〙
  2. それに該当するもの全部。あてはまるもののおおかた。
    1. [初出の実例]「今日中将殿御弓始也、惣次有御礼、秉燭時分参賀」(出典実隆公記‐文明六年(1474)正月二二日)
    2. 「奉公ざかりの花の時、俄に落花のごとく、会津を惣並(ソウナミ)に立のき」(出典:浮世草子武家義理物語(1688)二)
  3. 普通一般の傾向。世間全般のならわし。また、人並み。
    1. [初出の実例]「そうなみに人の身をしれあさがおのはなは葉室がすがたなる世ぞ」(出典:狂歌・金言和歌集(1492‐1501頃))

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