出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報
…近代的所得税は一般に総合課税主義をとり,個人に帰属する所得を総合して累進課税を行う。しかし分離課税とは,特定の所得について,他の所得と総合すれば税負担が過重となるため,あるいは一定の政策目的を促進するため,他の所得と合算しないで課税する方式を指す。…
…また配当所得とは,法人から受ける利益の配当だけでなく,建設利息の配当,剰余金の分配および証券投資信託(公社債投資信託を除く)の収益の分配を含む。 第2次大戦後の税制の出発点とされるシャウプ税制(1950)では,あらゆる所得の総合課税主義が徹底して貫かれ,近代的所得税制が確立された。しかしその後,利子所得源泉分離課税(1953以降),配当所得源泉選択課税(1965以降),さらには国債大量発行とともに国債利子別枠非課税(1968以降)が実施されて,総合課税の建前が崩されるに至った。…
※「総合課税」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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