山川 世界史小辞典 改訂新版 「総有地」の解説
総有地(そうゆうち)
Allmende
古ゲルマン社会で,個別所有,個別利用のもとになく,定住団体に属すると考えられている土地。家居,宅地,菜園および早く個別利用下に入った耕地などを除いた草地,森林,沼沢などをさす。その利用は定住団体により共同で行われ,中世村落の共同用益地はこの総有地を起源に持つと考えられている。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報