線文字A(読み)せんもじエー

世界大百科事典 第2版の解説

せんもじエー【線文字A】

クレタ島で発見された粘土板や印章などに記された文字で,音節文字と少数の表意文字から成り,いまだに未解読である。中期ミノアIII(前1800ころ)から後期ミノアI(前1410ころ)にかけて使用され,75の符号のうち54が線文字Bと同じものであるが,線文字Bがクノッソスピュロスなど少数の地域に限定されるのに対して,線文字Aはクノッソス,ファイストス,テュリッソスTylissos,ザフェル・パプラZafer Papoura,カト・ザクロス,パライカストロ,マリア,ハギア・トリアダなどクレタ全土から出土し,うちハギア・トリアダから150枚以上発見されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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