縋り付く(読み)スガリツク

デジタル大辞泉 「縋り付く」の意味・読み・例文・類語

すがり‐つ・く【×縋り付く】

[動カ五(四)]
頼りにしてしっかりとつかまる。「泣きながら―・く」
たのみとする。頼る。「先生一言に―・く」
[類語]すがる取りすがる寄りすがる取り付く追いすがる負んぶに抱っこ杖とも柱とも藁にもすがる溺れる者は藁をも掴む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縋り付く」の意味・読み・例文・類語

すがり‐つ・く【縋付】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 頼みとして、しっかりとりつく。身を寄せてまといつく。しがみつく。
    1. [初出の実例]「うれしき中にも涙にて、袂にすがりつき」(出典:御伽草子・木幡狐(室町末))
    2. 「覚束ない私の判断に縋り付かうとした」(出典:こゝろ(1914)〈夏目漱石〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む