縞縮緬(読み)シマチリメン

デジタル大辞泉 「縞縮緬」の意味・読み・例文・類語

しま‐ちりめん【××緬】

縞糸に山繭糸を用いた縮緬。山繭糸は染色しにくく、自然に染め分けられて縞が出る。山繭縮緬。
《古くはすべて縞織りだったところから》御召縮緬おめしちりめんのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「縞縮緬」の意味・読み・例文・類語

しま‐ちりめん【縞縮緬・島縮緬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山繭糸を入れて織り出した縮緬。山繭糸は染色によって染まらないので自然と縞が出る。
  3. 縞の御召(おめし)縮緬をいう。古くは御召縮緬はすべて縞織りであったことからいう。→御召縮緬
    1. [初出の実例]「前夜の別れさまに、織出しの島縮緬(シマチリメン)貴様にきせたらばぬけるほどよき羽織ならんと置て帰る」(出典浮世草子好色一代男(1682)六)

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