繊維素(読み)せんいそ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「繊維素」の意味・わかりやすい解説

繊維素
せんいそ

硬タンパク質一種であるフィブリンのことをいうが、グルコースがβ(ベータ)-1・4-グルコシド結合した多糖類で(C6H10O5)nで示されるセルロースのこともさす。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「繊維素」の解説

繊維素
センイソ
cellulose

[同義異語]セルロース

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の繊維素の言及

【セルロース】より

…繊維素ともいう。セルロースは自然界で最大量の有機化合物であり,おそらく世界中の全植物質の1/3を占めるだろう。…

【フィブリン】より

…硬タンパク質の一種で,血液凝固の際に弾力性のある繊維状重合体となり,血球にからみつき血餅を生じさせる。繊維素とも呼ばれ,そのアミノ酸配列は決定されている。フィブリノーゲンにタンパク質分解酵素トロンビンが作用してフィブリノペプチドAおよびBが遊離され,フィブリンが生じる。…

※「繊維素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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