化学辞典 第2版 「織物仕上加工」の解説
織物仕上加工
オリモノシアゲカコウ
finishing of woven fabric
織物は織り上がったままの生機(きばた)では品質性能が十分でないことが多いので,それらを目的にあったように仕上げるための処理加工をいう.織物のしみ抜き,検度,補修,記号づけなど織物の整理に属する加工も入れることが多い.織物ののりづけ,乾燥,吸湿,つや出しカレンダーかけのように織物の構成様式や形状を整えるものと,樹脂加工,防水,防縮,防燃,防汚,柔軟,増量など性能を改善する加工など,繊維,織物の形式に応じ,じつに多岐にわたり重要である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報