織部杯(読み)オリベサカズキ

デジタル大辞泉 「織部杯」の意味・読み・例文・類語

おりべ‐さかずき〔‐さかづき〕【織部杯】

古田織部が始めたとされる、織部焼の浅く開いた小型の杯。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「織部杯」の意味・読み・例文・類語

おりべ‐さかずき‥さかづき【織部杯】

  1. 〘 名詞 〙 浅く平たい小型の塗りさかずき。古田織部正重然(ふるたおりべのかみしげなり)創案(「雲錦随筆」「嬉遊笑覧」)とも、日根野織部正高吉の創案(「橘庵漫筆」「嗚呼矣草」)ともいう。織部形
    1. [初出の実例]「中酒に座敷へ用ひられつる盃までも、なべて人、織部盃と言ひふるる」(出典:咄本・醒睡笑(1628)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android