織部形(読み)オリベガタ

デジタル大辞泉 「織部形」の意味・読み・例文・類語

おりべ‐がた【織部形】

石灯籠いしどうろう一種。茶人古田織部が愛好したといわれ、茶室の庭などに用いる。台座のないものなど形に特色がある。織部灯籠

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精選版 日本国語大辞典 「織部形」の意味・読み・例文・類語

おりべ‐がた【織部形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 石灯籠の形の一種。古田織部が好んだとされ、茶庭などに用いられる。おりべ。
    1. 織部形<b>①</b>
      織部形
    2. [初出の実例]「真中よき所に織部形(オリベガタ)角形(かくなり)の石灯籠」(出典:歌舞伎・四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)(1871)二幕)
  3. おりべさかずき(織部杯)
    1. [初出の実例]「盃に織部形といえるもの有て小盃なり」(出典:随筆・嗚呼矣草(1806)一)

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